プロジェクトについて

神保町コーヒープロジェクトは神保町発でさまざまなコーヒーの情報発信をしていくものです。コーヒーを軸に「神保町の街づくり」と「SDGs」(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)に取り組めればと思っています。

このプロジェクトは、明治大学・情報コミュニケーション学部の島田剛ゼミが2020年度から開始したもので、今年は新型コロナのために思うような活動がまだできていませんが、今後、コンテンツを充実させていく予定です。

プロジェクトの背景

神保町地域はとても魅力に溢れた街です。世界一の古本屋とともに、古くからある純喫茶が多く、他にはない街並みを形成してきました。

しかし、神保町を取り巻く環境は近年、大きく変化しています。本はアマゾンなどオンラインで購入できるようになり本屋の経営は厳しくなりました。コーヒーもブルーボトルに代表される「サードウェーブ・コーヒー」がトレンドになっています。サードウェーブというのは、コーヒーの生産地である途上国への配慮(トレーサビリティ、SDGs)をしながら、生産地ごとの豆の味を大切にしてコーヒーを楽しむような消費のあり方です。

神保町は残念ながら緑や公園が少ない地域です。通りすぎる人は多いですが、滞在時間が少ないのが特徴です。だから、くつろぐ空間を提供するカフェや喫茶店にもっと多くの人が街を楽しんでもらえることが、街づくり全体に役に立つのではないかと考えてプロジェクトを始めました。

神保町のコーヒー店はどの店もこだわりを持った店作りをされています。また、生産地への支援や障害者雇用など様々な取り組みをされているお店も多いです。このHPではそうした神保町のカフェ・喫茶店を紹介していきたいと思っています。また、神保町発の世界のコーヒーの情報もこのHPで発信していきたいと思っています。

 

ロゴマークについて

 

 

私達はコーヒーを通じて神保町の街づくりを学んでいます。そして、学びながらも伝えたいメッセージを発信しながら作っていき、神保町をより魅力的にする事も活動の大きな目的です。神保町のJをイメージした中心から波立っている表現は発信力、そしてサステイナブルなどを想起させる循環を表しています。中央の赤い円はコーヒーチェリーを表し、コーヒー製造の末端までを知ってもらいたい、サステイナブルなコーヒーが広まって欲しいという意図があります。そして波が欠けているのは、これから私達がどんなメッセージ、どんな神保町を形作っていくのか、それはまだ未完成だということを表しています。

桐生康佑(3年)