コーヒーとSDGs

白鳥真菜(3年)、鈴木雅人(3年)

私たちゼミ生は、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をひとつの軸として、

日々ゼミ活動に取り組んでいます。ゼミ活動の一環である『明治大学SDGsコーヒー』を販売するプロジェクトも、

「SDGs達成に向けて、少しでも貢献できないか」という思いで、メンバー全員で考え行っています。

 

明治大学SDGsコーヒー』は、コーヒーハンターの川島良彰氏が代表取締役をされている

株式会社ミカフェートとのコラボレーションコーヒーであり、

そのコーヒー豆はコロンビアのフェダール農園で生産されたものです。

「コーヒーを通じて持続可能な社会を実現する」ためのヒントが、このコーヒーには沢山詰まっていると私たちは考えます。

そこでこのページでは、プロジェクトを通して「達成したい目標は何か」「どのようSDGsに貢献できるのか」について、

具体的にSDGs17の目標の中から選んだものを元に紹介していきます。

SDGs


No1. 貧困をなくそう

目標1.貧困をなくそう

「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。」

このプロジェクトの目指す大きなゴールです。コーヒー豆が安く買い叩かれ、生産者の生活は苦しい。そんな現状を変えなくてはなりません。普段何気なくコーヒーを飲んでいるという方にも、コーヒー生産の裏側について少しでも知って頂けたら、と思っています。

 

 

No.8 働きがいも経済成長も

目標8.働きがいも経済成長も

「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。」

『明治大学SDGsコーヒー』が作られているコロンビア・フェダール農園では、障がいのある方々が働かれています。「”おいしいから買いたい”と思われるコーヒー作り」を目指すこの農園だからこそ、障がいの有無に関係なく皆がやりがいを持って働き、かつ長期的な経済成長を実現できると考えます。

 

No.12 つくる責任 つかう責任

目標12.つくる責任つかう責任

「持続可能な生産消費形態を確保する。」

日本のコーヒー市場において、原価率は約3%と言われています。これではコーヒーを作り続ける事ができません。生産者は環境に配慮した美味しいコーヒーを作り、それに対して質に見合った適性な価格が支払われる。作る側も買う側も、それぞれが自らの行動に責任を持つことで、持続可能なコーヒー生産が可能になります。

 

 

No.13 気候変動に具体的な対策を

目標13.気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。」

地球温暖化が気候変動を引き起こしています。気候変動の最大要因になっている温室効果ガスを減らすことで、この目標が達成されます。フェダール農園では無農薬、有機栽培でコーヒー生産を行っている為、環境保全に寄与していると言えます。

 

 

No.15 陸の豊かさも守ろう

 目標15. 陸の豊かさも守ろう

「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。」

人類を含めた地球上の生物が生存のために森林に依存しています。その為、森林保全をすることで生物多様性を維持することを目標としています。フェダール農園では緑を守りながらコーヒー栽培を行っています。

 

 

No.17 パートナーシップで目標を達成しよう

目標17. パートナーシップで目標を達成しよう

「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。」

経済的に豊かな人も貧しい人も同じ世界で生きています。その中ですべての人々が平和に暮らせることを目標としています。フェダール農園で働く人々は障がいを持ちながらも生きがいを持っています。皆様が「明治大学SGDsコーヒー」を購入すると、生産者のもとに正当な利益をもたらし、世界中の人々が安心して生活できる環境をつくることにつながります。