つながりを淹れる―第5回CHALLENGE COFFEE BARISTAにボランティア参加報告

岡田 淳志(明治大学 情報コミュニケーション学部 島田ゼミ3年)

9月30日、品川プリンスホテルにて開催された第5回「CHALLENGE COFFEE BARISTA」に島田ゼミ有志としてボランティア参加しました。本大会は、日本サステイナブルコーヒー協会(理事長:José. 川島良彰氏)が主催し、障がいのある方々がバリスタとしての技能を競いながら、社会参加の可能性を広げることを目的としています。

当日は、全国から予選を勝ち抜いた9チームが出場しました。各チームはサステイナブルなコーヒー豆を用いて独自ブレンドを作成し、コーヒーの抽出とプレゼンテーションを行いました。味わい、抽出技術、プレゼンテーション内容が総合的に審査され、使用豆は、川島氏が代表取締役を務める株式会社ミカフェートから提供されました(川島氏が本年7月にゼミでお話しいただいた記事については→コチラ)。

株式会社ミカフェートのコーヒー豆4種類を使った各チームのオリジナルブレンド。ラベルも各チームのオリジナル

株式会社ミカフェートのコーヒー豆4種類を使った各チームのオリジナルブレンド。ラベルも各チームのオリジナル

私たちボランティアは、①審査員採点の集計、②来場者によるティスティング投票の集計、③表彰式の運営サポートの3班に分かれて大会運営に携わりました。

来場者投票の集計をする様子/抽出審査を見守るゼミ生

来場者投票の集計をする様子/抽出審査を見守るゼミ生

審査員による抽出審査の集計を行うゼミ生

審査員による抽出審査の集計を行うゼミ生

会場では、コーヒーを淹れる真剣なまなざし、来場者の温かな拍手、表彰式で名前を呼ばれたチームが涙しながら喜ぶ姿などが見られ、コーヒーの香りと暖かい空気に包まれた空間となりました。出場者の努力が一杯のコーヒーに表れる瞬間を間近で感じることができ、ボランティアでありながら大きな感動と刺激を受けました。

また、出場者それぞれの得意を活かし、互いを尊重し合いながら、出場者のみならず、多くの人や企業によって大会が成り立っていることを実感しました。支援する側と支援される側という一方向の関係ではなく、互いに学び合い、同じ空間を共有する「協働」のかたちを感じることができました。

コーヒーを通じて人と人とがつながり、互いを認め合い、自分らしく輝ける場をつくること—その舞台を支える一員として関われたことは、私たちにとって貴重な経験となりました。

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