大好評をいただき1週間で完売した「明治大学SDGsコーヒー」が、再入荷しました。
私たちが考える“いい”コーヒーのあり方。
それは、果実からカップ一杯のコーヒーまで
生産者、仲介業者、消費者、そしてまた生産者へと、“いい”つながり、循環を起こすもの。
携わるすべての人の生活も心も選択肢も様々なものを豊かにできるもの。
しかし、これを阻むコーヒーにまつわる問題とその現実。
いい味わい、いい労働条件、いい地球環境…
このコーヒーに携わるすべての人の“いい”未来につながる、そんな選択のきっかけになることを目指して。
- 販売場所:明大グッズネットショップでのオンライン販売(「豆」はコチラ、「粉」はコチラ)大好評をいただき発売後、1週間で完売してしまいましたが再入荷しました。今回も数量限定です。ぜひお楽しみください。
- 販売価格:1,650円(税込)、160g
- 生豆生産国:コロンビア(カウカ県ポパヤン、フェダール農園(1,720m)
- 品種:アラビカ種カスティージョ亜種、コロンビア亜種
「いいコーヒーには いい○○」に込めた想い
私たちのコンセプトは「いいコーヒー」と「いい○○」の二つの要素によって構成されています。それぞれ私たちの考えるコーヒーの在り方、それを実現するために必要な条件という意味が込められています。
私たちは活動を通じて、生産者の貧困、国際取引価格の不平等さなど山積したコーヒーにまつわる問題に触れ、その深刻さに驚きました。一方で、困難な現実に立ち向かう生産者や活動家の方々の考え方は、先を見据えつつ、前向きに今を変えようというものでした。
いい労働環境、いい価格、いい出会い、そうした様々な「いい○○」の積み重ねの先にはコーヒーを通して広がる喜びの輪があります。それはつまりコーヒーがもたらす豊かさです。果実が一杯のコーヒーになるまで、携わるすべての人の生活も心もつながりも豊かにできるもの。これが私たちの考える「いいコーヒー」です。
これを実現するには、課題ひとつひとつを摘み取るのではなく、必要な「○○」をなにひとつ取りこぼすことなく、すくいあげなければなりません。それぞれの課題に個別的に向き合いつつ、全ての問題が深く結びついていること理解し、前向きに改善していくことです。
もう誰も置き去りにしない。普段飲んでいるコーヒーの裏側や生産者の想いを伝えることこそが、豊かな”未来”へ向けて私たちに”今”できることです。
「フェダール農園」とのパートナーシップ
フェダール農園は、障がい児を持つ親を中心とした財団が設立した施設で、子供から大人までの約100名以上の障がい者が、就学と就労しています。施設内にコーヒー畑があり、コーヒーのチームが栽培に携わっています。ですが、現地スタッフのアナ・マリアさんは『障がい者施設が作ったコーヒーだから不味くても買ってあげようではなく、おいしいから買いたいと思われるコーヒー作りを目指しています』と語ります。私たちはこの言葉に突き動かされフェダール農園との協力を決意しました。
途上国支援と聞くと、「豊かな先進国民が、恵まれない境遇の人々を援助する」という「上からの施し」をイメージするかもしれません。しかし、私たちのプロジェクトでは、先進国と途上国という垣根を越えて、「持続可能な、おいしいコーヒーの未来を守る」という共通の目標を達成するため、フェダール農園と“対等なパートナー”として共に歩んでいきます。
『明治大学SDGsコーヒー』の軌跡
明治大学SDGsコーヒーは、明治大学情報コミュニケーション学部島田ゼミと神保町に本社のある株式会社ミカフェートのコラボレーションコーヒーです。島田ゼミではコーヒーにまつわる問題をいかにして実際に解決するかを考えてきました。『コーヒーを質に応じて適正な価格で取引すること、そして「フェア」という概念自体がいつかなくなること』これらにミカフェートの代表取締役社長である 川島良彰 氏にご賛同いただき、ご協力の元商品化に至りました。
川島さんは、エルサルバドルの国立コーヒー研究所で栽培方法などを習得し、UCC上島珈琲株式会社にヘッドハンティングされ入社。ハワイやインドネシアで農園開発をされていました。独立後は日本サステイナブルコーヒー協会を設立。技術指導や講演会を通じて国内外で持続可能なおいしいコーヒーの普及に尽力されています。「フェダール農園」も川島さんが技術指導を行なった農園の1つであり、定期的に農園を訪れて指導を続けた結果、品質や収穫量が年々向上しています。
味の特徴
深みが香り高く広がり、幸せな気持ちになれるリッチな味わいのコーヒー。酸味が強いが酸っぱいというわけではなく、爽やかでとても飲みやすい。
香りにこだわった包装
ミカフェート独自のハイバリアペットボトル容器に加圧包装することで、お客様の手で開封するその瞬間まで、焙煎したての鮮度とアロマを保っています。コーヒーの華やかなアロマが開封と同時に広がる瞬間を、ぜひ体験してください。
パッケージデザインに込めた想い
現在のコーヒー市場では、コーヒー1杯が売れた際に生産者の手元へ届くのは、購入価格のわずか1〜3%。利益の出ないコーヒー農家が世界中に存在している背景の中で、生産者との対等な関係を築き、持続可能なコーヒー市場を目指す必要に迫られています。
これらの背景があり、私たちは今「生産者との対等な関係」を目指す必要があります。そのためには現行のコーヒー市場について知ってもらう必要があります。
実際にフェダール農園の方が積んだコーヒーチェリーが中心にあります。写真の中でも熟したコーヒーチェリーのみが色づいているのは、消費する当事者はコーヒーチェリーが赤いことをあまり知らないという背景から、知ってもらい関心を求めるためという意図があります。その写真を中心に円でリズムがついています。生産者の手から消費者にまで、思いが続いていき届くようにといった意図を込めました。しかしながら、現在ではまだまだ対等な関係が結ばれておらず、ノイズが走っていると感じ、直線でリズムを部分的に区切りました。
私たちの活動が、コーヒー市場における対等なパートナーシップを結ぶ手掛かりとなることを切望しています。
購入いただいた方々からメッセージをいただきました
・開けたとき、『プシュー』っていって、「スゴーイ脱気してる~」って感動した~!とてもフルーティーで後味もマイルドで美味しいー☆ (女性、50代、自営業)
・流行りの浅煎りで酸味も程よくあっておいしかったです!(男性、20代、学生)
・学生の活動にとどまらず、コーヒーハンターの川島良彰さんの協力を得て本当に美味しいコーヒーを商品化したことに感銘を受けました。想いを形にすることは至難なことです。皆さんの努力に敬服いたしました。(男性、50代、公務員)
・素敵な想いがとことん詰められたコーヒー。色々な愛がこもった特別な美味しさを感じます。個人的には酸味の軽さが好きです。(女性、20代、学生)
この他にも応援のメッセージを頂きました。ありがとうございました。私たちの商品や想いが届けられたと実感できて、非常に嬉しかったです。また、こういった言葉は、フェダール農園でコーヒーを作っている生産者の方々にとっても励みになると思います。 これからも「いいコーヒー」の実現を目指して、ゼミ生一同、一生懸命活動していきます。1人でも多くの人が、私たちのプロジェクトに賛同し、協力していただけたら幸いです。今後とも、よろしくお願いします。 商品やプロジェクトへのご意見をお待ちしています。 〈お問い合わせ | 神保町コーヒープロジェクト (jimbocho-coffee.com)〉