「福島、その先の環境へ。」チャレンジ・アワード2024に入賞

2024年3月8日(土)、環境省主催の「『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード2024」に明治大学 情報コミュニケーション学部 島田剛ゼミの学生が入賞し、双葉町産業交流センター(福島県双葉郡双葉町) で授賞式が行われました。

授賞式の様子

受賞したゼミ生

受賞したゼミ生

今回入賞したのは、南嶋 真綾さん、小林 美穂さん、多々良 穂香さん、生和 涼々さん、古田 希良里さん の5名で、「ペンを持たない学び旅~『私』が見つける新故郷~」というテーマのプレゼンテーション作品を提出しました。

ゼミ生たちは、福島県広野町を中心に複数回の現地調査を行い、「学び×観光」という新たな視点での地域活性化の取り組みを提案しました。

本提案では、広野町の教育環境や自然を活かし、「学び」を観光資源にすることで、地域との長期的な関わりを促進する仕組みを考案しました。

具体的には、首都圏の大学生と地元の中学生が「バディ」となり、実体験を通じて広野町の魅力を再発見するプログラムを実施する計画です。

このプログラムを通じて、町に住んでいない人、町を出た人が「また帰ってきたい」と思える『みんなの故郷』を作ることを目標としています。

授賞式後には、受賞者向けの「福島の今」を学ぶバスツアーが実施され、中間貯蔵施設や東日本大震災・原子力災害伝承館を訪問し、復興の現状について理解を深めました。

受賞後に訪問した東日本大震災・原子力災害伝承館

受賞後に訪問した東日本大震災・原子力災害伝承館

伝承館のパンフレット

伝承館のパンフレット

今回の入賞と授賞式への参加を通じて、5名のゼミ生は福島の環境再生や地域との関わりの重要性を改めて実感するとともに、今後の研究や活動への意欲を新たにしました。

復興後に進出した浅野撚糸フタバスーパーゼロミルを見学

受賞したゼミ生たちは、「このたびは、素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。私たちは約1年間、広野町で多くの方々に支えられながら活動してきました。町の皆さまの温かさに触れ、広野町に貢献できることを模索し、試行錯誤を重ねた結果、今回の受賞につながったことを嬉しく思います。この成果は皆さまのご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。今後も頑張りますので、引き続きご支援いただければ幸いです。」と感謝の気持ちを述べました。

中間貯蔵施設から福島第一原発を遠景に臨む

中間貯蔵施設から福島第一原発を遠景に臨む

島田ゼミでは、今後も福島の環境再生や地域とのつながりを深める活動を継続し、さらなる発展を目指していく予定です。

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